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皆さんご自宅の洗濯機はドラム式、縦型、はたまた2層式どれでしょうか?我が家はドラム式洗濯機を使用しており、洗濯機の上がフラットなためかごに洗剤をいれて直置きしていました。
今回家族から
洗剤があるとフィルター掃除がしにくくて
洗濯もの等ちょい置きもしにくいのよね。
だけど洗剤はすぐ使えるように近くに置いておきたいな。
と相談され洗濯機のすぐ上に洗剤を置くための棚を作成する事となりました。
棚板にニス塗りもチャレンジしましたので写真付きで手順を解説したいと思います。
なお今回は壁にアンカーを打つため壁への穴あけがOKであることが前提となります。
この記事を読んで頂き少しでもDIYに興味を持って頂き「やってみよう」と思って頂けたら嬉しいです。
我が家の情報
我が家は2015年に建築された一般的な2階建て木造住宅(在来工法)です。
今回棚をつける壁はごく一般的な壁紙+石膏ボードとなります。
棚の完成形
最終的な出来上がりはこんな感じとなります。
使用した棚板と棚受
使用した棚板
以前作成した棚の余り材を使用しました。
ホームセンター等で良く販売されているアカシア材になります。
アカシア材は加工性が良く耐久性もありフローリングにも使用されるそうです。
ビスも良く効いて扱いやすいので私はよく好んで使用しています
使用した棚受け
ケイ・ジー・ワイ工業株式会社 アルミ棚受(200×150)を2個使用しました。
ホームセンターで販売していますしネットでも購入可能です。
使用した部材と工具
部材
かべピタ30(石膏ボードアンカー)
今回の作業では簡単に施工できる「かべピタ30」を使用しました。アンカー付属のビスで下穴をあけてドライバーでアンカーをねじ入れるだけなのでとても簡単に取り付けができます。
タッピングビス
かべピタ30は3~4mmのサイズのビスに対応しているのですが今回棚受けに付属していたビスが4.5mmと少々太かったため4mmのビスを使用しました。
マスキングテープ
下穴を開ける際に壁に袋を固定するのに使用します。
壁紙を傷つけないためにマスキングテープでの固定をおススメします。
水性ウレタンニス
棚板に防水性を持たせるため今回はニス塗りを行いました。
ポイント ニスは扱いやすく臭いも少ない水性がおススメ
ニスは使いやすい水性を使用しましたが、水性でもしっかり乾燥させれば十分な耐水性を得る事が出来ます。
今回は透明なクリアタイプを使用しました。
ハケは水性塗料対応の物を使用しました。
工具
電動ドライバー
電動ドライバはざっくり分けるとドライバドリルとインパクトドライバがありますがDIY初心者の方にはドライバドリルをおススメします。
10.8Vクラスであれば値段も手ごろで家具組み立て等の家庭レベルのDIYであれば十分で、有ると無いとでは作業効率に雲泥の差が出るアイテムです。
少々お値段はしますが持っておいて損はありません。
マキタは電動工具一流メーカーで品質性能は十分ですし人気工具のためメルカリ等の中古販売でも高値で取引されておりリセールバリューも高いです。
どちらも10.8Vタイプですが性能としてはスライドバッテリ型のDF033の方が若干パワフルです。
もし掃除機など他のマキタ製品を持っているのであればそのバッテリ電圧に合わせれば使いまわしが可能なので本体のみの購入で大丈夫です。
先端に付けるドライバービットもセットを一つ持っておくと安心です。
水平器
棚等を組み付けるときに水平を確認するのに使用します。あると大変重宝します。
マグネット付きのものがおススメです!
下地探し
棚等を取り付ける場所に木材等の下地があるのか、石膏ボードのみかを確認する道具です。
針タイプ
壁に押し付けると細い針が壁に入って行って下地があると針が途中で止まりどれくらいの深さに下地があるのか確認できます。
センサータイプ
壁に穴を開ける事なく壁に押し当ててなぞる事で下地の有無を調べる事が出来ます。私が使用したのは電線検知も可能なタイプですが下地のみ検知する廉価モデルもあります。
広い範囲を効率よく下地有無を調べる事が出来ます。
下地探しも自宅DIYでは是非持っておきたい道具です。
樹脂クランプ
接着や固定する際の抑え等色々使えます。最近は100均でも見かけますね。私はDIY以外にキャンプでも使っています。複数あると便利です。
作業の様子
棚板へのニス塗り
準備
油性に比べてにおいも少ないですが換気の良い屋外などでやりましょう
ニスは3回重ね塗りをします。
紙やすりで全体ヤスリ掛け
240~320番位のヤスリで木目に沿って軽くヤスリ掛けをします(全ての面)。けっこう削り粉が出ると思うのでウェス(ぼろ布)でふき取ります。
ニス塗り1回目
全面にニスを塗っていきます。塗る時は木目に沿って塗っていきます。
乾燥1回目
夏の炎天下の中塗装していたので塗っているそばから乾いていきました。
樹脂クランプで固定して乾燥のため30分ほど放置します。
ニスを塗った後、段ボールや紙に直置きするとくっついてしまうので樹脂クランプ等で浮かせましょう。
ちなみに写真では思いっきり浴びていますが、乾燥時は極力直射日光の直撃は避けた方が良いそうです。
夏は特にすぐ乾燥して固まってしまうため、筆は塗装の都度水洗いをしましょう。水性塗料なので2回目、3回目の塗装時に筆が多少濡れていても大丈夫です。
ニス塗り2回目と乾燥2回目
1回目と同じ手順を行います(ニス塗り前のヤスリ掛けは不要です)。
ニス塗り3回目の前に全体ヤスリ掛け
3回目のヤスリ掛けは1回目の時よりもう少し細かい400番位の紙やすりで軽めに磨きます。
ヤスリ掛けの後は削り粉をウェスでふき取ってください。
ニス塗り3回目と乾燥
これまでと同様の手順でニス塗りと乾燥を行います。
乾燥完了した棚板がこちら(↓)
つや消しクリアを塗ったので正直写真ではよく分かりませんね・・・
ただ触った感じでは木材のざらざら感や凹凸は無く滑らかで、膜が出来ている事が分かります
これで棚板の防水加工は完了となり、次からいよいよ組み立てと壁への組付けとなります。
下地確認
今回壁にはビス止めで固定を行います。
そのため下地の木材があればそこに、下地が無ければ石膏ボードアンカーを使用して固定します。
下地探しですが今回は広い面積を早く調べるためセンサー型の下地探しを使用しました。
センサータイプの下地探しで調査
センサー型の下地センサーを壁に押し付けながらスライドさせて反応があった場所にマスキングテープを貼ります。
今度は逆側からも同じようにセンサーをスライドさせて印をする事で柱の位置と太さがおおよそわかります。
そして反応があった部分から少し離れた上下の位置でもで同じように確認をして本当に柱であるかの確認をします。
今回調べた結果、今回の壁面は筋交が斜めに柱が入っている事が分かりました。
そして棚受けが入る部分には下地が無いため今回は石膏ボードアンカーで固定することとなりました。
ポイント 下地探しはセンサータイプがあると効率的でラク
棚の組み立て
このあと棚を使って位置決めを行うので、この段階で棚板に棚受けを取り付けて棚を組み立てます。
棚を壁に取り付ける際に棚受けより先に棚板が壁に当たり余計な負荷がかかるのを防ぐため、棚板をわざとずらして若干の隙間を作ります。
石膏ボードアンカーの取り付け
石膏ボードアンカー用の下穴を開ける
今回4か所のアンカー施工を行いますがどこでも良いので1か所決めてアンカー打ちを行います。
ポイント 下穴を開けるときは袋を用意する
石膏ボードアンカーに付属の下穴用のビスで穴を開けますが、石膏は脆く白い削り粉が発生します。
穴を空けるすぐ下にビニール袋を用意しマスキングテープで固定すると削り粉が袋に落ちて片づけが非常に楽です。
石膏ボードアンカーねじ込み
電動ドライバーで下穴を開けたら、空いた穴に石膏ボードアンカーをねじ込みます。
ポイント3
アンカーのねじ込みは手回しで行う
アンカーを電動ドライバーでねじ込むとドライバーのパワーにアンカーが負けて変形してしまう事があるので手回しのプラスドライバーでねじ込む事をおススメします。
アンカーのねじ込みはさほど力も時間もかからず手回しでも簡単に行う事が出来ますよ
平行出し
1か所のアンカーねじ込みが完了したらビスを軽くねじ込んで仮止めします。
その状態で棚に水平器を載せて水平を出します。その状態でもう片方の穴位置に鉛筆等でしるしをつけます。
残りの3か所のアンカーとビス固定(完成)
残り3か所も下地確認 → 下穴開け → アンカーねじ込み を行います。
その後左右ビスで固定し完成です!
おわりに
今回は液体の入った洗剤等重量がある物を載せるためアンカーも4か所と多く大変なように見えるかもしれません。
しかし1か所位置を決めて水平出しをしてしまえば、おのずと残りの位置も決まりあとは同じ手順でアンカーを打つだけなのでそれほど難易度は高くありません。
DIYは自分で好きなようにデザインしてそれが形になるのがとても楽しく醍醐味だと思います。
この記事を読んで頂いた方に自分でもやってみよう、出来そう、と思っていただけたら嬉しいです。
なお今回の作業は施工状況によって施工物の強度は変わってきます。施工についてはあくまで自己責任で実施頂ければと思います。
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